歌詞
Lyrics
蜩
作詞:八雲龍助
作曲:八雲龍助
夏霞(なつがすみ)棚引(たなび)く
夕蝉(ゆうぜみ)戦(そよ)ぎ鳴(な)く
盛(さか)りの刻(とき)の末(すえ) 生悟(なまさと)る
其(そ)の眼(まなこ)で質(ただ)す
人(ひと)の世(よ)の道(みち)を
何為(なにせ)むに命(いのち)を継(つ)ぎ
生(せい)を過(す)ぎ隠(かく)るのか
是非(ぜひ)を問(と)うても答(こたえ)は無(な)く
猶更(まして) 思(おも)えど文無(あやな)し
然(さ)らば此(こ)の日暮(ひぐ)らしの身(み)をば
直向(ひたむき) 生(い)き抜(ぬ)き往(ゆ)く
夏(なつ)の暮(く)れに綻(ほころ)ぶ時雨(しぐれ)
秋(あき)の訪(おとな)いが馥(かおり)立(た)つ
冬(ふゆ)の結(むす)び 了(しま)い
新緑(しんりょく)の春(はる)は来(きた)る
季節(きせつ)は廻(めぐ)り往(ゆ)く
直向(ひたむ)きに歩(あゆ)む
人(ひと)の世(よ)に生(い)きるは播種(はしゅ)の道(みち)よ
軈(やが)て稔(みの)り出(いで)る
常盤(ときわ)の燈(ともしび)
此等(これら) 縁(よすが)を紡(つむ)いで
連(つら)ね過(す)ぎる 年月(としつき)
明日(あす)も知(し)れぬ此(こ)の身(み)なれども
真理(まこと) 尋(もと)めて邁(つと)める
人(ひと)の為(ため)こそ我(わ)が為(ため)とす
其(そ)れこそ我(わ)が生(い)く意義(いぎ)
夏(なつ)の暮(く)れに綻(ほころ)ぶ時雨(しぐれ)
秋(あき)の訪(おとな)いが馥(かおり)立(た)つ
冬(ふゆ)の結(むす)び 了(しま)い
新緑(しんりょく)の春(はる)は来(きた)る
彼(か)の音(ね) 響(ひび)き渡(わた)るは哀(あい)ではなく
然(さ)しも愛(まな) 宿(やど)し聲(こえ) 蜩(かなかな)
夏(なつ)の暮(く)れに綻(ほころ)ぶ時雨(しぐれ)
秋(あき)の訪(おとな)いが馥(かおり)立(た)つ
冬(ふゆ)の結(むす)び 了(しま)い
新緑(しんりょく)の春(はる)は来(きた)る