歌詞
Lyrics
飛縁魔
作詞:八雲龍助
作曲:八雲龍助
見目麗(みめうるわ)し 女(おみな)の手招(てまね)き
姿(すがた)惹(ひ)かれ 嘶(いなな)く音(ね)
妖(あや)しき香(こう) 匂(にお)えども退(の)けぬ
転(まろ)ぶ心(こころ) 腹(はら)痛(いた)し
絆(ほだ)す言葉(ことば)の数(かず)は知(し)れず (媚態(びたい))
飽(あ)きたら直(す)ぐに 影(かげ)も無(な)し 形無(かたな)し
「傍(そば)に置(お)いて」と聲(こえ)を囁(ささや)く(偽態(ぎたい))
其(そ)の所業(しょぎょう)こそ 猫被(ねこかぶ)り 骨抜(ほねぬ)き
恋(こ)うる心(こころ) 徒事(あだごと)欠(か)かさぬ
佳人(かじん)には奇(くし)ぶ情(こころ)
化(ば)け粧(よそおい)し 赫(あか)き此(こ)の唇(くちびる)
其方(そなた)の頸(くび) 這(は)わそうか
絆(ほだ)す言葉(ことば)の数(かず)は知(し)れず (媚態(びたい))
飽(あ)きたら直(す)ぐに 影(かげ)も無(な)し 形無(かたな)し
「傍(そば)に置(お)いて」と聲(こえ)を囁(ささや)く (偽態(ぎたい))
其(そ)の所業(しょぎょう)こそ 猫被(ねこかぶ)り 骨抜(ほねぬ)き
私(わたし)の許(もと) 駆(か)け寄(よ)る男(ひと)
私(わたし)を諾(うべな)う 愛(う)い男(ひと)
私(わたし)の法螺(ほら) 信(しん)ずる男(ひと)
「憐(あわ)れ 憐(あわ)れ」と
嘲(あざけ)止(や)まぬ
丙午(ひのえうま)の節(ふし) 此(こ)の身(み)なれども (媚態(びたい))
先(せん)が慧眼(けいがん) 持(も)たぬ男(おとこ)が罪(つみ)
睦言(むつごと)紡(つむ)ぐ 恋(こい)の魔性(ましょう)は (偽態(ぎたい))
悦(えつ)の焔(ほむら)を撒(ま)き散(ち)らし歩(ある)くの
危(あや)うくなれば 泪(なだ) はらはら (きらり)
蠱惑(こわく)の瞳(ひとみ) 見詰(みつ)めれば零(こぼ)れる
熟(う)れた心(こころ)は 正(まさ)に馳走(ちそう)ぞ (時合(じあい))
私(わたし)の肚裏(とり)を 御前(おまえ)に見(み)せようか