歌詞
Lyrics
御伽草子「恋」
作詞:八雲龍助
作曲:八雲龍助
幾年(いくとせ)越(こ)えて 想(おも)い続(つづ)けた
越(こ)えて過(す)ぎる 遥(はる)かな日々(ひび)も
流(なが)れゆく川(かわ) せせらぎの音(おと)
薫(かお)り残(のこ)し 拭(ぬぐ)って
澄(す)み渡(わた)る空(そら) 此(こ)の麗(うらら)かな
奏(かな)でに 小耳(こみみ)を峙(そばだ)てて
思(おも)い思(おも)いの 文(ふみ)を認(したた)め
切(せつ)ない想(おも)い散(ち)らす
魅(み)いて惹(ひ)かれる 此(こ)の恋心(こいごころ)
報(むく)われぬ想(おも)いと知(し)りつつ
彼(か)の人(ひと)を想(おも)い 頬(ほお)を染(そ)めてる
真夏(まなつ)の御伽噺(おとぎばなし)
細(ほそ)い畦道(あぜみち)を歩(ある)けば
変(か)わらぬ景色(けしき)が見(み)える
淡(あわ)いせせらぎが 奏(かな)でる
場所(ばしょ)には愛(いと)しい微笑(ほほえ)み
今(いま) 風鈴(ふうりん)の色褪(いろあ)せた音(ね)に
心(こころ)を微睡(まどろ)ませ 佇(たたず)む
吹(ふ)き抜(ぬ)ける風(かぜ) 誘(いざな)う様(よう)に
頬(ほお)を 優(やさ)しく撫(な)でる
いつもの様(よう)に 変(か)わらぬ景色(けしき)
此(こ)の気持(きも)ちも変(か)わることなく
流(なが)される儘(まま) 満(み)たされぬ儘(まま)
口遊(くちずさ)む恋心(こいごころ)
幾重(いくえ)も思(おも)いを馳(は)せれば
切(せつ)なく枕(まくら)を濡(ぬ)らす
隙間風(すきまかぜ)に 此(こ)の気持(きも)ちを
含(ふく)めて 貴方(あなた)の許(もと)へ
貴方(あなた)と祭囃子(まつりばやし)を
聴(き)くのは 此(こ)れが最初(さいしょ)で
そして最後(さいご)になるでしょう
いつかは来(く)ることでした
今(いま) 抱(だ)き合(あ)えば 貴方(あなた)のことを
振(ふ)り向(む)かせることが出来(でき)るの
いついつまでも幻(まぼろし)を見(み)たい
そんな想(おも)いもあるわ
見上(みあ)げれば空(そら) 染(そ)め上(あ)げる花(はな)
私(わたし)の心(こころ)も彩(いろど)り
貴方(あなた)の隣(となり) 二人(ふたり)で過(す)ごす
一夜(いちや)の御伽噺(おとぎばなし)