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歌詞
Lyrics
御伽草子「憶」
作詞:八雲龍助
作曲:八雲龍助
雲(くも)に揺(ゆ)れる 月(つき)の光(ひかり) 侘(わび)しさ 肌(はだ)を染(そ)める
此(こ)の手(て)に 触(ふ)れる物(もの)は 虚空(こくう)の ひと時(とき)よ
水面(みなも)に 揺(ゆ)れる言葉(ことのは) 宛(あ)ても無(な)く 消(き)えゆく
露(つゆ)の世(よ)に 一筋(ひとすじ)の糸(いと) 此(こ)の手(て)に 手繰(たぐ)れば
天翔(あまか)ける星空(ほしぞら) 見上(みあ)げ ふと過(よぎ)る 微笑(ほほえ)み
貴方(あなた)への 此(こ)の想(おも)いよ 此(こ)の河(かわ)を越(こ)え
独(ひと)りの夜(よ)に 寄(よ)り添(そ)うは 頰(ほほ)を伝(つた)う 泪(なみだ)よ
私(わたし)の指(ゆび)は 今(いま)も 貴方(あなた) 求(もと)め 彷徨(さまよ)う
凩(こがらし)の哭(な)き笛(ぶえ) 沁(し)みる夜(よる)
暮(く)れかけの空(そら) 昔時(せきじ)に焦(こ)がれ
仄(ほの) 移(うつ)りけり 山水(さんすい)の中(なか)
貴方(あなた)の面影(おもかげ)を探(さが)す
春(はる)過(す)ぎて 夏(なつ)来(き)にけらし 幽(かす)か舞(ま)う 希望(きぼう)は
秋(あき)薫(かお)り 冬(ふゆ)の息吹(いぶき)へと 四季(しき) 廻(めぐ)り
翳(かげ)りし日々(ひび)を 数(かぞ)えては泣(な)く 流(なが)れて 流(なが)されて
艶(いろ)めく月(つき)を 見上(みあ)げて 憶(おも)う 邂逅(つぎ)を 願(ねが)い
祈(いの)る
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